
2026/06/01
「片付けは業者さんに頼んだから、もう大丈夫」
そう思っていても、ふと心配になることがあります。
価値あるものまで、一緒に捨てられてしまわないか。

片付け業者さんが、わざわざ買取店を呼んでくれた現場
今回は岡山市北区の空き家でのお話です。
ご依頼くださったのは、お客様ではありません。
現場に入っていた、片付け業者さんでした。
持ち主の方は、すでに亡くなられていました。
ご家族は家財を残したまま、お住まいを手放されたそうです。
その後、新しい買主の方が物件を引き継がれました。
残された家財の片付けに、専門の業者さんが入ります。
その業者さんから、当店に声がかかったのです。
「残置物の中に、買取できるものがないか見てほしい」
この一本の電話が、今回の出発点でした。
「自分で処分せず、専門店を呼ぶ」という選択
片付け業者さんは、運び出しのプロです。
その気になれば、すべて処分することもできました。
ですが、そうはされませんでした。
価値あるものを見極めるのは、役割が違うと考えられたのです。
だからこそ、買取の専門店に声をかけてくださった。
この判断に、私たちは頭が下がる思いでした。
業者さん同士が役割を分け合う。
その連携があると、残されたお品が活きてきます。
そしてこれは、片付けを頼む側にとっても安心材料です。
「価値あるものは、ちゃんと見てもらえる」からです。
美術品はなくても、見ていくと出てくるもの
家の中を、一点ずつ確かめていきました。
絵画も茶道具も焼き物も、見当たりません。
趣味で集められた骨董品もありませんでした。
正直に申し上げると、こうした現場は珍しくありません。
ですが、当店はここで手を止めません。
美術品が無くても、価値の眠る場所はあるからです。
たとえば、貴金属やガラス工芸品です。

引き出しの奥の、海外製の金ネックレス
装身具の入った箱を、確かめていきました。
その中に、一本の金のネックレスがありました。
手に取ると、ずっしりとした重みがあります。
刻印は、日本ではあまり見ない表記でした。
調べていくと、インドネシア製のジュエリーです。
日本ではほとんど流通しない、珍しい純度のものでした。

インドネシアは、古くから金を大切にする国です。
婚礼や贈り物に、金製品が選ばれる文化があります。
この一本も、誰かの大切な贈り物だったのかもしれません。
もう一つの発見、ステンドグラスのランプ
部屋の片隅には、大ぶりのランプもありました。
薔薇をあしらった、色鮮やかなステンドグラスです。
これは「ティファニー調」と呼ばれる様式の照明です。
ガラスを一枚ずつ繋いで模様を描く、手の込んだ作りです。
この様式を生んだのが、ルイス・カムフォート・ティファニーです。
本物でなくても、丁寧に作られた照明には価値があります。
どちらも、片付け業者さんの一声がなければ。
そのまま処分されていたかもしれないお品でした。
片付けや解体を頼むとき、こんな心配はありませんか
「価値あるものまで、捨てられないか不安」
「何が値打ちものか、自分では分からない」
そんなお気持ち、よく分かります。
今回のように、業者さん経由でご相談いただくこともできます。
もちろん、お客様から直接でも構いません。
片付けや解体の前に、一度見せていただくだけでも安心です。
今回は、お品を引き継がれた買主の方の了承もいただきました。
その上で、査定を進めさせていただいています。
当店が現場で心がけている、3つのこと
現場へ入るとき、私たちが大切にしていることがあります。
- 美術品が無くても、貴金属やガラス工芸まで一点ずつ確かめる
- 海外製の珍しい品も、刻印や作りから丁寧に調べる
- 評価できないお品も、理由を添えて正直にお伝えする
「何も無いと思っていた」
そんな現場こそ、私たちの目利きが活きる場面です。
捨てる前に、一度お声がけください
当店は、空き家の残置物整理にも対応しています。
建物の解体や土地の売却まで、まとめてご相談いただけます。
片付けや解体を控えた方は、その前にぜひ一度。
岡山県全域へ、お伺いいたします。
また、片付け業者さま・不動産業者さまとの連携も歓迎しています。
残置物の価値判断にお困りの際は、お気軽にお声がけください。
店舗情報
株式会社タイムライン / 0120-846-263 / 古物商許可:岡山県公安委員会 第721010028268 / 対応エリア:岡山県全域